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2021.06.17
岩室のお隣は巻町に蔵を構える【峰乃白梅酒造】が醸す
この菱湖は、江戸時代後期に、まさに巻町(旧福井村)で生まれたとされる日本三大書家の一人【巻 菱湖】(マキノリョウコ)の名を冠するお酒です。そして驚くなかれ、
菱湖を手掛ける井島健司氏は、あの福島県【宮泉酒造】の銘酒【冩楽】を造り上げた南部杜氏なのです。菱湖は、井島杜氏が新潟のこの地でこんな酒を造りたい、という思いで醸した入魂のお酒です。味わいは従来の新潟の酒とは一線を画し、果実のような香りと旨味を持ちながらそれでいて酸とキレを感じさせる。次世代の食中酒と呼ぶにふさわしい仕上がりです。合わせる肴は選びませんが、個人的には鱧山椒と白瓜の南蛮漬けがベストマッチです。
酒と肴セットに於いて、不動の人気を誇る【鄙願】
今回で3度目の登場となるわけですが、前回ご紹介した通り、鄙願には四季に応じてサブタイトルが付きます。
夏は<打ち水>名前からしてすでに涼しげですが、飲んでみてもそのタイトルを裏切らない味わいです。口当たりは仄かな甘み、その先に透き通るようなキレの良さ。
まさに打ち水が乾いた地面を濡らし、あたりを涼ませるように、身体に沁みこんでいきます。合わせる肴は貝3種、つぶ貝とオクラ、モロヘイヤのネバネバが、飲みながら食欲増進に、常節と夏野菜の土佐酢漬けは鄙願にはあまり感じない酸味を補ってくれるパートナー、さざえ味噌は女将一押しの味です。少し苦みのある味噌と茗荷の清涼感が癖になります。